キンドル本出版伝 イラスト系表紙に 後編

前回の記事に続き、キンドル本の表紙について進展があったので記事にしておこうと思います。

結論から書くと、新しい表紙が完成しました。はじめてキャラクターが描かれた、本格的な(?)カバーになりました。こちらがそのカバーです。

COCONALAが便利

カバー中心の女の子のキャラクターは、coconala というサイトで、”たいしょーさん”というイラストレーターの方にお願いして描いて貰いました。

始めは自分で描いてみようか、とも考えましたが、時間とクオリティを考えたら、有料でも上手な方にお願いした方が賢明だと思い、上記サイトを利用するのも初めてだったのですがお願いしてみました。今では非常に満足しています。

coconalaは、イラストに限らず、出品者が得意な分野の物だったり講義だったり様々なものをネット経由で売買できるというサイトです。

このようなサイトで各分野の得意な方に直接依頼できるのは本当に便利だと思います。

クリスタが凄い

今回依頼したイラストは、クリスタ(Clip Studio :漫画・イラスト作成用のプロ仕様のソフト)で製作してもらったファイルと Jpg,pngの画像ファイルを納品してもらい、それを私がイラレで配置して表紙を完成させたという流れですが、イラストを依頼している間に、

「自分でも多少なりクリスタを扱えたら今後も便利じゃないか?」

と思うようになり、イラストが得意ではありませんが、とりあえずペンタブにも少し興味があったので、思い切って

「クリスタ二年分ライセンス」がついたペンタブ最大手、ワコムさんのペンタブを買ってみました。それがこちらです。

そして、クリスタ(単体)がこちら

このクリスタというソフトがスグレモノで、デジ絵を描いている人にとっては知らない人はいない、という超有名ソフトなのです。しかしデジ絵を描いたこともないし、漫画を描こうとも思ったことのない私にとっては名前は聞いた事があるものの、敷居が高く、自分とは別世界のものと思っていました。それが、いざ実際に買って使ってみると非常に便利。イラレを普段使っているのもあり、使いやすく、しかも面白い!

解説している本もYoutubeもウェブサイトも多く、なにせユーザーが多いので無料で使える素材も多く、「絵を描かなくても」素材を配置していたら、そこそこ漫画らしいものが出来てしまいます。

更に、コマ割りとか、集中線とか、フキダシとか、漫画っぽい効果を組み合わせるだけでも面白いものが出来上がります。

少しでも興味がある人は、私と同じようにペンタブとクリスタ2年セットを一万円弱で「エイッ」と買ってしまえば、絶対に楽しめると思います。少なくとも、何か漫画や絵本のようなもので発信してみたい、という人は。

ペンタブも種類があり(液タブとペンタブ等、メーカーもいくつか)選ぶのが大変だと思うので、最大手Wacomさんのスタンダードなものにしておけば、時間も節約、大きな失敗もないと思います。

 

絵が下手だけど、漫画とか絵本とか出版してみたら面白いだろうなー。アイデアはあるんだけどなーとという私と同類の方は特に楽しめると思います。

 

キンドルの表紙の話が、クリスタの話になってしまいましたが、今回の経験から思ったことは

  • 表紙にはイラスト(人の顔)があった方が、消費者は本能的に反応してくれる筈
  • 勝負のイラストはプロに頼む
  • そのイラストを今後加工・修正するためにも、自分である程度クリスタが使えた方が便利
  • 絵が下手でも絵本や漫画を「自分が出来る範囲で」描いて、あとはプロにクリスタファイルの仕上げをお願いする、という形も今後とれる

という事です。

 

キンドルで本を出版した事で、本当に色々な事を発見できて、やれる事、やりたい事が広がります。本当に出版して良かった。