禁煙のメリット 健康編

禁煙のモチベーションアップの為に

戦略的禁煙法の具体的な方法を考える前に、プロローグとして”禁煙のメリット 健康編”を記します。

タバコを生活から排除することによって得ることが出来る、健康面での利益を考えてみましょう。禁煙するとどのような良い事があるか、を理解することは禁煙中のモチベーションのアップに大いに役立ちます。自分自身の心が特に動かされるものを何度もイメージして、成功率を上げましょう。

 

同時に、吸いたくなった時にこれらを思い返すことで、冷静になり、衝動を抑えることが出来る事も大きな点です。

実際のメリット

まず初めに、ざっくりと言いますと、禁煙は今あなたが抱えている健康面での(心身共に)悩みを確実に改善します。当然人によって悩みは多岐に渡ると思いますが、確実に改善します。

これは当然、その悩みを100%無くしてしまう、という事ではありません。悩みの原因は一つではないからです。しかし、その原因の少なくとも一つ、更には複数個を禁煙によって大幅に改善させることが可能です。

悲観的、やけくそ的な考え方も好転し、楽観的、物事を必要以上に悩まないという健全な感覚になる事も、悩みを減らせる大きな要因となります。

禁煙によってもたらされる、健康的になり、身体が軽くなる直接の要因は数多くありますが、私が考える、特に大きな要因を書きます。

サチュレーション 酸素供給の低下

禁煙について調べ、私が特に大きいと思った身体への影響は、喫煙者はサチュレーション(後述します)の値が常に健常者の数パーセントから一割近く少ないという点です。喫煙中は考えた事もありませんでした。サチュレーションというのは血液の中のヘモグロビンが酸素を運んでいる割合で、100%が望ましい訳ですが、健常者は96~98%と言われています。90%を切ると呼吸不全と定義されます。平たく言うと、身体の各部分で酸素が不足する、という事です。

 

これは、タバコの煙に含まれる有害物質の一酸化炭素が酸素の約250倍の力でヘモグロビンに結びついてしまうことが主な原因で、

結果喫煙はこのサチュレーションを約90%の状態まで下げるというのです。代わりに有毒な一酸化炭素を運ぶわけです。

酸素は全ての細胞のエネルギー源ですから、

喫煙者=人間としての全ての機能が、最高でも90%にしかならない、と考えることが出来ます。常に一割減です。

最高で90%になるわけですから、体調の悪い時などはパフォーマンスが更に下がり、感覚も感動も常に非喫煙者のそれに到底及ばないわけです。

 

美味しいものを食べても、一割減の美味しさ。 筋トレしても一割減の成果。 勉強しても一割減。 綺麗な景色をみても一割減。 楽しさも一割減。  体力精神力集中力運動能力全てです。実際は数値に表せませんが、リカバーしようとする分身体に余計な負担がかかる事は間違いない訳です。

 

倍増するのは病気のリスクや、免疫力、不安感、不眠、自律神経の乱れ、不妊など悪い事ばかりです。

実際自分は禁煙をして時間が経てば経つほど、食事の美味しさや幸福感など シンプルな感動を繊細に味わう実感が増えました。 高いレストランなどで贅沢をして味わう感動よりも、家で玄米ごはんと味噌汁と糠漬けで十分感動出来る、とか、五感が研ぎ澄まされた結果、ただ自然の中で景色を見るだけで感動したり、等です。

 

もうこの時点で、禁煙の健康面でのメリットとして十分ですが、当然統計的にもあらゆる病気のリスクを下げることができます。

 

免疫力を下げる

がん 心疾患 肺疾患のリスクも

喫煙者は常に呼吸器系統(気管支や肺、食道など)の粘膜が炎症を起こしているので、がんや腫瘍のリスク、風邪などのウイルスや細菌による感染症のリスクと一時も離れることが出来ません。口臭や痰、歯のヤニ などは表面的な、小さいリスクの例と言えそうです。

肺はリンパ系から免疫系を司る(リンク:五行 内臓(五臓)とそれぞれの役割)臓器で、肺にタールが溜まり機能が制限されると、免疫力は10%減では済まされません。 真っ黒な肺の写真は皆さんもご覧になったことがあると思います。

健康な人でも、毎日数千のがん細胞が生まれるのですが、常時免疫細胞がそれを食べてくれるので、結果がんにならないわけです。 がんに罹患する、ということは、免疫力が下がることによって、免疫細胞ががんを食べきれずに育ってしまい、結果がんを止められなくなった状態をいいますが、喫煙によって免疫力が下がると当然そのリスクは大いに増えるわけです。

免疫力が下がると、がんのリスクにとどまらず、感染症などのリスクも当然跳ね上がります。

 

血管を収縮、質を下げる

また、喫煙の怖い所は、ニコチンが血管を収縮させてしまうところです。皮膚やあらゆる臓器の最前線にある毛細血管も収縮され、結果表面に酸素や栄養を送ることが出来なくなります。手先が冷えるのもこのせいです。毛細血管はそもそも年齢と共に短くなり、減っていくわけですが、喫煙はそのスピードを自ら上げているようなものです。喫煙者の肌が汚くなりやすいのもこのせいだと思われます。

末梢の血管に血液が送られなくなることで各臓器のパフォーマンスが落ち、免疫力も下がり、多くの細胞が兵糧攻めにあっている状態になります。血行が悪くなり、血液もドロドロになることで動脈硬化を招き、それを改善しようと心臓は血圧を上げ、脈も上げます。当然心臓への負担も大きくなるわけです。

 

以上の様に、血液の質を下げる上に、血管を収縮させ、各臓器に送る血液が制限される。

という恐ろしい状態を喫煙が招くのです。

 

有害化学物質の吸収

さらに、タバコに含まれる有毒物質は、ニコチン、タール、一酸化炭素に加え添加物中のあらゆる化学物質があります。タバコは食品表示法が適用されないため、箱には表示義務がないので普段意識しませんが、香料・結合剤・保湿剤・保存料・溶媒・乳化剤・酸化防止剤・工程助剤等がタバコの葉とと共に含まれており、それが燃やされて喫煙者の肺の中にその煙が送られるわけです。保存料などを燃やして体内に入れるわけですから、当然人体に甚大な害があると考えた方がいいでしょう。

 

添加物の中には当然中毒性を増すものが含まれていると考えていいと思います。化学物質ですから。タバコ会社の意図かどうかは別として、ニコチン以外の中毒にも同時になっていると考えられるわけです。

また、喫煙によって体内に吸収された全ての有害物質は肺・肝臓・腎臓等によって代謝解毒され、体外に排出されます。真っ黒な肺に代表されるように、代謝解毒のスピードは喫煙に追い付かず、常にフル回転で行われると考えられます。 肝腎要と言われる、人体の解毒と生命の代表的な二つの臓器が、24時間フル回転で

”タバコ有害物質解毒排出枠”

を強いられているのです。非喫煙者でさえ、普段の生活、新陳代謝の過程で酷使されやすい臓器達が、要らない”タバコ枠”で過剰労働をつきつけられているのです。ブラック企業さながらです。

当然肝臓病、腎臓病のリスクも増えてしまいます。

 

以上が私が特に大きいと感じる健康面の喫煙のリスク=禁煙のメリットです。

喫煙がいかに人間のパフォーマンスを下げ、病気のリスクを上げ続けるものということが分かります。

 

しかし、これらも禁煙することによって、以上のリスクは日に日に確実に改善され、健常者のレベルにまで戻ることが可能です。

 

さらには、喫煙者だったからこそ再確認できる、普通の食事の美味しさや、体を動かしたり、自然を楽しんだりする、”普通の”生活の感動の再発見があります。 体がスッキリ、グッスリと寝つきが良くなり朝も起きやすい。筋トレやマラソンなど体を動かすのが億劫でなくなる。手先足先も暖かくなって震えも抑えられる。口臭もなくなり痰も出なくなる。明るくなる。表情が豊かになる、など、沢山の心身上のメリットを感じることが出来る様になります。

 

以上が禁煙のメリット(健康編)でした。 禁煙のメリットは健康面だけではありません。次ページでは禁煙のメリット(実益編)を記したいと思います。

 

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